手帳術・時間術の本

後藤裕人著『営業マンは手帳より100円ノートを持ちなさい』を読んだ感想

営業マンは手帳より100円ノートをもちなさい

『営業マンは手帳より100円ノートを持ちなさい!』を題名に魅かれて購入しました。

「100円ノートのほうが手帳よりも役に立つの?」「手帳を超える100円ノートの使い方があるの?」という期待を持たせてくれる題名ですよね。

ごく普通のノートに自分でラインを引いて手帳として使う方法の紹介がベースにしながら、営業マンの仕事の仕方へのアドバイスが盛り込まれた内容になっています。


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楽天ブックスのバーゲン本でお得に買いました!

楽天ブックスのバーゲン本になっていたので、定価1400円(税別)の本を半額で買えました。

楽天ブックスのバーゲン本コーナーは他のものを買う時についグルグルとチェックしてしまい、ついで買いすることが多いです。今回はジブン手帳のガイドブックを買う時に一緒にカートに入れてしまいました。

アマゾンですと中古本の取り扱いもありました。

本の内容と感想

手帳より100円ノート裏表紙

裏表紙には目次が書き出されています。

序章 手帳の使い方を変えれば、売上は上がる
1章 売れない営業マン「7つの悪習慣」
2章 売上アップに欠かせないメモの取り方
3章 売れる!戦略ツール『営業ノート』のつくり方
4章 売れる営業マンとなるために大切なこと~なぜ100円ノートで売上が伸びるのか~
5章 無理なく『営業ノート』を続けるコツ
6章 営業が楽しくなる「フリースペース」の使い方

私がいいなと思ったのは2章と3章です。

メモの取り方・TODOリストの書き方

2章「売上アップに欠かせないメモの取り方」はTODOリストの書き方の参考になりました。会議があった場合、手帳に会議の時間を書くだけではなく、売れる営業マンになるためには準備することまで箇条書きで書き出すのです。

単にTODOリストの書き方にとどまらず、「TODOリストに何を書き出すのか」という視点は新鮮でした。

メモの色分け方法にも触れいていて赤・青・黒を使い分けていきます。赤はすぐ当日にやるべき重要事項で、黒は通常の明日やるべきことなのですが、青の使い方が幅広いのです。

・明日やるべきことではないが今後しなければならない準備事項
・明日やるべきことではないが考えなければならない課題や問題

今日、明日にやるべきことではないけど、今後の準備や課題を意識することが、売れる営業マンには必須ということです。これは営業マンだけでなく、誰にでも当てはまりそうな考え方だと感じました。

私の場合、今日・明日にやるべきことではないとTODOリスト化しないことが多いのですが、その隠れたTODOも目立つ青色で書き出して重要視するということです。

主婦でも意識して戦略的な考え方をすると、つい後回しにしてしまうことが実行できるのではと思いました。


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具体的な100円ノートの使い方

3章は100円ノートを使った営業ノートの書き方になっています。使うのはB5サイズの普通の横罫ノートです。見開き1ページで1週間になります。

著者はコクヨの統計ノートを使っていると紹介されていました。これなら線を引く手間が省けます。

時間軸が書かれていないノートにスケジュールを書いていくので、「書き終わった後に最初のほうに書くべきスケジュールが出てきた場合はどうするのか?」など細かいことが気になる方には物足りない内容かな。

スケジュール以外に「やるべきこと」や「考えるべきこと」を箇条書きにしていくのも、色分けしているとはいえ、もう少し整理整頓して書きたいという方もいそうです。

広い目で大局的に物事をとらえる人にはピッタリなのですが、細かい記入方法など気になってしまう方には向かない手帳術です。

私も一時期ノートに線を引いて手帳をにしていた時期があります。フリーハンドで線を引くという大雑把なものでした(笑)

自作ノート手帳

自作のノート手帳体調を崩したり、気分が乗らなかったりした時に、本当に真っ白なページができてしまうのがネックでした。

メモスペースが取れる点が広く取れる点もよかったのですが、これもモチベーションの高いときとダメな時で記入量に差が出てしまいます。

市販の手帳のほうがモチベーションの維持には役立つなと思って、自作ノートから市販の手帳に戻しました。

営業成績を上げるためには「高い手帳ではなく100円ノートで十分ですよ」というのがコンセプトの本なのですが、線を引いたり日付を書くのが面倒に感じる人は、バーチカルタイプの手帳を使って応用できる内容です。

まとめ

100円ノートの手帳術

営業マンとして実績を残している著者の経験をもとに、営業マン向けに書かれたハウツー(HOW TO)本ですが、TODOリストの書き方など、幅広い方に応用可能です。

日々の生活をスムーズにしたり記録したりするだけでなく、「こうなりたい」「ああなりたい」といった向上的な目標がある場合には、営業マン的な考え方やなど参考になると思います。

特に1章の「売れない営業マン 7つの悪習慣」は、耳の痛い内容ばかりでした。ダメな営業マンの例えと自分の生活が当てはまること、当てはまること!(苦笑)。

手帳術の本というよりは営業マンとして姿勢がメインに感じました。ノートの書き方などいろいろな方の具体例があったほうが分かりやすかったと思います。


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