手帳術・時間術の本

手帳に活用したい!矢嶋美由希著『ふだん使いのマインドマップ』を読んだ感想

自作マインドマップ

40代主婦 emiko です。家事や子育ての合間に自宅で仕事をしています。手帳を活用して時間を上手に使えるようになりたいと日々模索中。

手帳に1年の目標を書くときにマインドマップ風にしてみたことがあります。グーグルで検索してマインドマップの実例を参考にして描いてみたのですが、TODOリストとは違った良さを感じました。

そこで、マインドマップの本をキンドルアンリミテッド(Kindle unlimited・月々980円で対象本が読み放題になるシステム)で見つけたので2冊ほど読んでみました。

マインドマップというと自己啓発のイメージが強いのですが、手帳術や時間管理に役立ちそうだなと思える内容だったので紹介したいと思います。


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描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ

最初に読んだのはマインドマップインストラクター矢嶋美由希 著『描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ』という本です。

アマゾンのキンドルアンリミテッド(Kindle unlimited)の対象だったので無料で読むことができました。

マインドマップの本は図書館でもいいものが見つけられなかったのでラッキーでした。

グーグルでマインドマップの画像を検索したところ、クオリティの高い凝ったマインドマップがたくさんヒットしたのですが、それに比べるとシンプルなマインドマップが紹介されています(実例は少なめ)。

題名にある通り「ふだん使い」できる、気軽なマインドマップだと思います。

以下、アマゾンの説明より引用します。

マインドマップが頭を整理する
ゴチャゴチャな日常を視覚化する
マインドマップは究極のコミュニケーションツール
もやもやとした悩みをスッキリ解決
ゴチャゴチャな日常をサッパリ整理

これを読むとなんだか手帳や時間管理に活用できそうだと思って興味を持ちました。

マインドマップとは?

本の中ではマインドマップの歴史についても紹介されています。

1970年第二イギリスのトニー・ブザン氏が開発。ブザン氏の「どうしたら能をもっとよく働かせられるのかを知りたい」「脳の取扱説明書がないのなら自分で作ればいいんだ!」という思いからスタートしています。

学習に問題を抱えていた子供たちが、マインドマップを取り入れたことで大きく変化したことで注目され始めたそうです。として使われてきた歴史があります。

子供たちが記憶や学習のためのツール活用してきたということは、基本はとても簡単なものだということです。

中央にメインテーマを描き、それをどんどん細かく分解していくような作業をしていきます。メインテーマから出てきた太い枝(メインブランチ)を中くらいの枝に分解、その1本1本を細い枝に分解し、ということを繰り返すのです。

マインドマップの利点は、ひとつのテーマを様々な視点から隅々まで検証することができること。そして、すべて1枚の紙に書きだすので残隊を俯瞰できるだけでなく、つながりを意識して眺めることができることです。

また、マインドマップは結果を重視するビジネス場面よりも、思考の経緯が枝や言葉として残っているので教育的な要素を含む場面に適しているそうです。

マインドマップを「ふだん使い」に活用する場面は?

日本ではマインドマップはビジネスマンの自己啓発として活用されることが多いそうです。でもスタートは子供たちの学習ツールですから、「日常のさまざまなシーンでマインドマップを活用しよう!」ということで、活用例が本の中で紹介されています。

・ 緊急時対応のマインドマップ
・ スピーチのためのマインドマップ
・ 家族旅行の計画のマインドマップ
・ 計画実現のためのマインドマップなど
・ マインドマップで買い物メモ
・ 自分を振り返るマインドマップ
・ 夏休みの計画マインドマップ など

実際のマインドマップと描いた方のインタビュー(感想など)も掲載されています。マインドマップはシンプルでいかにも実用的な感じのものばかりです。

マインドマップの実例だけなら、グーグルの画像検索のほうが凝ったものが見つかると思いますが、「ふだん使い」するならこちらの本は入門書としておすすめです。


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実践!ふだんづかいのマインドマップ

同じ著者の2冊目の本もキンドルアンリミテッド(Kindle unlimited)で読みました。こちらのほうがマインドマップの実例が多く掲載されています。

こちらの本にもマインドマップのを描く上での「7つのルール」がまとめられているので、この本だけでも基本が分かります。

自分の手帳にマインドマップを取り入れるには?

私はマインドマップを手帳に取り入れる方法に興味がありました。1冊目の本のほうにスケジュール管理やTODOリストとして活用している実例が載っていました。

年間目標を立てるのにマインドマップを書いたこともあります。箇条書きのリストよりも自由度が高い点がよかったです。

箇条書きだと重要度が同じものを並べたくなってしまい、小さなことは描かずしまいになってしまいます。マインドマップだと大きな枝から分かれていくので、小さなこと(枝の末端)まで描ける点がいいなと感じました。すべてを頭の中ら出し切れる感じがします。

週間スケジュールは箇条書きのTODOリストでいいのですが、月単位や年単位などの目標などはマインドマップを取り入れてみるのもよさそうです。

参考 今年の目標はマインドマップ風に!EDIT(エディット)年間スケジュールの使い方

マインドマップを書く道具は?

マインドマップは大きめな無地の紙に書いていくことが基本になります。サイズとしてはA4サイズ以上です。手帳に取り入れる場合はどうしてもサイスが小さめになってしまうのがネックです。

私はまず大き目の紙に下書きをしてから、手帳に合うサイズに書き直しました。別の紙に描いてから手帳に貼ってみました。

マインドマップ下書き

本の中では色鉛筆よりもはっきりと発色する水性ペンで描くことをお勧めしています。私は手帳を書くときに使っている水性ペンを使いました。

マインドマップ用筆記用具

中身が選べます。手帳にはマイルドな色味(パステルカラー)を使っていますが、マインドマップ用に濃い目の色も用意しました。

参考 自分で選べる多色ペンを手帳用に!パイロットのコレトCOLETOで色分け記入

まとめ

マインドマップは「仕事と家事を同時並行で行うワーキングマザーや複数のことを同時にとらえて瞬時に判断を求められる福祉などの援助職のような方にこそ便利に使える」そうです。

私は自宅で仕事をしていることもあって、仕事の合間に家事をしているのか、家事の合間に仕事をしているか曖昧な感じです。それを整理して、効率的に仕事ができるように手帳を使っているので、マインドマップは仕事・家事・育児が同時進行している私にもピッタリなのかも。

最後に思わず線を引きたくなってしまった言葉を紹介。

マインドマップは「自分の思考の制限」を乗り越えていく「頭の使い方」

マインドマップはできるだけカラフルにきれいに描きたいと思ってしまうものです。でもきれいなマインドマップが目的になってしまっては、「自分の思考の制限」を越えられませんものね。

まずは手帳の年間スケジュールなど、大きめなスパンのTODOリスト替わりにマインドマップを取り入れてみようと思います。


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