手帳術・時間術の本

奥野宣之著『人生は1冊のノートにまとめなさい』を読んで実践した感想

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奥野宣之著『人生は1冊のノートにまとめなさい』は、2人目の子供が生まれた後、時間の使い方に不安を感じていたときに出会った本です。

手帳術を調べていて見つけました。手帳とも日記とも違っていて、その中間のような位置づけでしょうか。


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『人生は1冊のノートにまとめなさい』を読んだ感想

家事や育児に忙しいのに、時間だけが過ぎていくように感じていました。忙しいのに何もしていない気持ちになってしまうのです。そんな時期に「これは!」と思ったので購入していました。

体験を自分化する「100円ノート」ライフログ

と表紙にあります。

気になる目次をピックアップします。

 
・ライフログノートで体験を「資産」にする
・ライフログとは「人生そのまま」を記録すること
・ただ行動を記録することの意外な効果
・手帳術よりずっと簡単、誰でもできる
・日記より気軽に日々の雰囲気が残せる
・書いてみることで「しっかりやっている自分」を認める

毎日忙しいはずなのに達成感が感じられていない私には心引かれる言葉が並んでいました。

本の中にはノートの選び方、文具の紹介、具体的な書き方までとても丁寧に説明されていますから、ノートさえあればすぐに実践できます。

手帳術に興味があるのと元々書くことが好きなので、すぐに試してみようと思えました。


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『人生は1冊のノートにまとめなさい』を実践してみました

本の中ではノートの大きさとしてA6(文庫サイズ)とA5サイズを紹介しています。私は子育て中の主婦ですから外よりは家の中で手帳を書く機会が多い。そこで大きめのA5サイズのノートを使うことにしました。

私が使ったのは無印良品のノート。

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罫線のタイプや方眼のタイプなどいくつか種類があってよく使っていたノートです(最近は見かけません)。

↓ まずその日にあったことを時系列にどんどん書いていきます。

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5:30 起床
6:00 ダイエットDVD
7:00 朝食
8:45 保育園送迎 などなど。

食事の内容や洗濯物を干すなど家事の内容も書いてみました。その当時、一眼レフカメラの購入を検討していたので、きになるカメラのカタログを切り抜いて貼りました。

↓ 子供の運動会のプログラムを貼ってみました。

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先生が手作りしてくれるとても凝ったプログラムです。いつも捨てるのが勿体ないと思っていました。単独で取っておく程ではないので、捨てていましたが、ノートに貼っておくと思い出になりますね。

1日1ページと決まっていないので、3ページにわたる日もあれば、1ページで終わってしまう日もあります。自由に書けるし、自由に貼れるのが利点でした。

実践してみて感じたメリット・デメリットは?

このライフログノートを実践してみて、ノートに時系列にメモするという作業はとても楽しかったです。書くだけでなく気になる雑誌の記事やチラシなどを貼る作業も思い出として取っておくのは面白いと感じます。

1冊のノートにまとめることによって、このノートさえ見直せばいいというのは、あっちこっちにメモをしてそれを忘れてしまう私にはピッタリだと思いました。

何でもない日常でも、書いたり貼ったりすると達成感が感じられることはメリットだと思いました。

ノート自体は過去を記録することになります。私はやりたいことがなかなかできないという状態だったので、「明日何をしたらいいか」と未来を管理するのには使えません。

達成感は感じられたけど、これからよりよくなりたい!もっと時間を上手に使いたいと思っていた私には、物足りなく感じました。

このライフログを長く続けていけば自然と生活が見直されてくるのかもしれませんが、その余裕が当時の私にはありませんでしたし。未来を管理できないということはデメリットだと思います。

実はこのノート術は半月で辞めてしまいました。なぜって子供と自分の具合が悪くてノートを書けない日が数日あったから。

ノートには手帳のように日付がない分、書けない日があると、その日の分を書いてからでないと今日の日の分を書けないと思ってしまったのです。今日のことはすぐに書けますが、1日前、2日前のことになると記憶が曖昧になってしまいます。

そんなこんなでズルズルと書かなくなってしまいました。後でまとめて書こうと思ってしまったのが、このライフログノートが続かなくなった原因です。

例えば、書けない日があったら「1ページ取っておく」「書けなかったと書いて終わりにする」などルール化しておけばよかったと思います。

このライフログノートを手帳の代わりにするのは私にはできませんでしたが、手帳術の中に取り入れるといいのでは?と思っています。過去を記録するということは、手帳の中に取り入れることができます。

この本の趣旨は「一冊のノートにまとめること」なので、著者のおすすめからハズレてしまいますが(苦笑)。

実践してみたらうまくできなかったけど、そのエッセンスには共感して取り入れていきたいと思える内容でした。

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>> 人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ


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